預金口座の確保、売掛金の回収を早急に行い、従業員への手当を支払い、破産をした化粧品販売業者の事例

　景気の悪化による売上げの減少と、拡大した事業の不振、営業担当従業員の退職が続いたことによる売上げの大幅な減少。

 

　会社と代表者が破産した。受任後、早急に預金口座の確保や売掛金の回収を行った結果、400万円以上の資金を確保することができたため、従業員に対して未払給与及び解雇予告手当を全額支払うことができた事案。

 

　また、代表者に多額の過払金債権があることが判明し、これを回収することができたため、代表者の生活費、子供の入学金その他の教育費用を支出した上で、破産後も十分な自由財産を手元に残すことができた事案。

 

　廃業後は、当事務所が全ての窓口となり、債権者に説明等を行ったため、特段混乱も強いクレームも生じることなく手続きを終了することができた。受任後、早急に売掛金の回収作業等にとりかかった結果、多額の資金を確保することができたため、予納金、申立費用にあてる資金とすることができた他、雇用を失う従業員に未払給与及び解雇予告手当を全額支払うことができた。

 

　代表者個人については、自宅からの引越は避けられなかったが、多額の過払金を回収することができたことから、引っ越し費用及び子供の学費等をまかなうと共に、破産後の当面の生活費を99万円までの自由財産として手元に残すことができた。