民事再生や破産といった法的手続またはその準備に入った場合,帝国データバンクなどで報道がなされることがあります。特に負債総額が巨額な場合や著名企業の場合は,全国紙においても報道がなされることがあります。
このような企業の破産手続に際して,裁判所は人海戦術にも優れる大手法律事務所のベテラン弁護士を管財人として選任することが多い傾向にあります。
他方,小規模な破産事件の場合には経験を積ませるという意味もあり,若手の弁護士が管財人となることが多いようです。
もっとも,著名企業の中には,すでに数年前から事業を縮小し,負債総額や債権者数が多数に及ばない企業もありますので,著名企業といえども,比較的若手の弁護士が管財人となっているケースもあります。